硫黄岳登山 [一休み]
2015年10月某日
八ヶ岳のほぼ中央に位置する硫黄岳に行ってきました.
コース:桜平→夏沢鉱泉→オーレン小屋→夏沢峠→硫黄岳→赤岩の頭→オーレン小屋→夏沢鉱泉(泊)→桜平
以前,八ヶ岳縦走で通過したことがあるのですが,今回は硫黄岳だけに登ってきました.
マイカーで桜平まで行き,そこから夏沢鉱泉まで林道歩き.夏沢鉱泉から夏沢峠までは平坦な山道で,オーレン小屋を通過し,あっという間に峠に到着しました.峠に着くと強風が待ち受けており,昼食のためのコンロのプレヒートが大変でした.早々に昼食を終わらせ,硫黄岳に向かいます.
夏沢峠付近から見下ろす通過してきたオーレン小屋.
硫黄岳への登りの途中から見下ろす夏沢峠のヒュッテ夏沢と山びこ荘.
爆裂火口を横目に見ながら登ります.
天気は素晴らしくいいのですが,これまで経験したことのないような強風のため,何度も吹き飛ばされそうになりました.
硫黄岳山頂に着くと,あまりにもなだらかで,どこがピークで三角点があるのかわかりません.
ここも恐ろしい強風が吹いているのですが,写真ではそれが伝わりません.
登ってきた北の方角を見ると,手前に箕冠山,その向こうに根石岳と天狗岳(左が西天狗,右が東天狗),さらに奥の左には蓼科山も見渡せます.この夏に,本沢温泉から夏沢峠を経由して天狗岳に登った時には,霧と雨で眺望は得られませんでしたが,この日は素晴らしい天気でした.
箕冠山には縞枯れが見られます.縞枯れ現象は縞枯山だけでなく,北八ヶ岳の山ではあちこちに見られるようです.
横岳,赤岳,阿弥陀岳がよく見えます.阿弥陀岳の急峻な東斜面はここからははっきりしません.
横岳に向かう稜線には硫黄岳山荘も見えます(左端).
硫黄岳から西方に下山を開始し,赤岩の頭まで降りてきましたた.白砂の独特の地肌が露出しています.
ここ,赤岩の頭まで降りてくると,硫黄岳山頂のような強風はなく,むしろゆっくり景色が堪能できました.
やはり横岳と赤岳は荒々しく急峻に見えます.
以前,縦走したことのあるコースをこうして横から眺めるのも面白いものです.
赤岩の頭から見上げる硫黄岳はなだらかです.
赤岩の頭とオーレン小屋の中間地点の道標.峰の松目は眺望さえ良ければ行ってみたいところなのですが…
オーレン小屋まで降りてきて,見上げる硫黄岳.さきほどの山頂の強風が嘘のように感じられるくらいここは穏やかです.
もう少し下って,この日は夏沢鉱泉に初めて宿泊しました.
翌朝,夏沢鉱泉から桜平に下る途中の林道からはカラマツの美しい紅葉がみられました.
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