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シルバーウィークの仙丈ケ岳 [一休み]

2015年9月某日,久々の3000メートル越えの山登り.

ようやく少し時間ができたので4か月前の写真を.

仙丈ケ岳に登る一般的なコースには,尾根伝いに登るか沢伝いに登るかの2つがありますが,後者の藪沢沿いを登るコースを選びました.

コース:仙流荘→(南アルプス林道バス)→大平山荘→馬ノ背ヒュッテ(泊)→仙丈ケ岳→小仙丈ケ岳→北沢峠→(南アルプス林道バス)→仙流荘

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沢を横断するところにあった(名もない?)滝.

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水量が増えれば結構迫力のありそうな滝ですが,名札はたっていません.

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最初に出会った花がトリカブトでした.というより,もうほかの花はすべて終わったようで,このあとも特に目立った花には出会いませんでした.

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ナナカマドは赤い実をつけていましたが,この標高のところでは紅葉はまだでした.

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人気の山だからか,道標も国際的になっています.

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宿泊した馬ノ背ヒュッテから馬ノ背に向かって上る途中,朝日を浴びた仙丈ケ岳が登場しました.仙丈藪沢カールに建つ仙丈小屋はまだ日陰です.

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馬ノ背から登ってきた北東方向を望むと,甲斐駒ケ岳と鋸岳の全貌が現れ,更にその奥には八ヶ岳の全貌も見渡せました.

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山頂は見事に晴れ渡り,360度の大展望が待ち受けていてくれました.

以前,ほぼ同じころにここに来たときは終始霧の中で視界は零.ただ寒いだけだったので早々に下山しましたが,今回は去りがたいほどの好天でした.

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北岳と,その向こうには富士山も.

日本の1番と2番の標高の山が仲良く並んでいます.

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間ノ岳や塩見岳,赤石岳なども見渡せます.手前右のフタコブラクダ状の山は大仙丈ケ岳.

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連休で好天のため,仙丈ケ岳山頂はかなりの賑わいです.

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そして,小仙丈ケ岳方面からはさらに続々と登ってきます.

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山頂直下の大仙丈ケ岳と小仙丈ケ岳の分岐点から,小仙丈ケ岳方向に向かいます.

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先ほどは日陰だった仙丈小屋もおだやかな朝日を浴び始めています.

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仙丈ケ岳から小仙丈ケ岳への尾根歩きは快適そのものです.正面には甲斐駒ヶ岳が迫力ある姿を見せ続けてくれます.

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その左に連なる鋸岳.自分のような素人登山者を寄せ付けない難易度の高い山です.

手前左は馬ノ背.その下に昨晩泊まった馬ノ背ヒュッテの屋根が見えます.

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何度も何度も,来し方を振り返る.

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馬ノ背と馬ノ背ヒュッテ.

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昨晩の馬ノ背ヒュッテは大変混雑しており,畳1枚に2人くらいの間隔に詰め込まれ,他人と肩が触れ合う状態で,熟睡できないしんどい夜を過ごしましたが(休日の人気のある山小屋では珍しいことではなく,これまで何度も経験してはいますが),そんなことはすっかり忘れてしまうくらいのご機嫌な天候です.

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これまで写真では何度も見たことのある小仙丈カールを,初めて自分の目で見ました.やはり迫力が違います.この道は以前も歩いたことがあるのですが…

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小仙丈ケ岳付近から眺める甲斐駒ケ岳と栗沢山とその間の仙水峠.

去年はこの谷の途中にある仙水小屋に泊まり,仙水峠から甲斐駒ケ岳に登り,その手前に見える駒津峰と双児山を経て北沢峠に下るコースを歩きましたが,その軌跡の全体がここからは見渡せました.その甲斐駒ケ岳登山の時も好天で,そこから眺めた仙丈ケ岳の姿が忘れられず,今度は是非仙丈ケ岳から甲斐駒ケ岳を眺め返したいと思いましたが,それが実現できて幸せに思います.甲斐駒ケ岳が男性的で,相対する仙丈ケ岳が女性的とよく言われていますが,両方に登り,両方を眺めてみてそれがよくわかります.

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大展望との別れを惜しみつつ,いよいよ五合目の大滝ノ頭に向かって下り始めます. 

最初から最後まで好天に恵まれた山行でした.


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