ゴボウの栽培に初挑戦
4月初旬に種蒔き,6か月後に収穫.
ゴボウの葉は今回栽培してみて初めて見ました.ゴボウの根は大根と比べるとずっと細いのに,予想外に大きな葉がたくさん生い茂っていました.さぞや立派なゴボウが育っていることでしょう,と期待が膨らみます.
“牛蒡抜き”ということばがあるくらいだから,ぐいぐい引き抜けるのだろうと思っていたら,手で引き抜こうとしてもピクリとも動きません.大根は拍子抜けするくらい簡単に引き抜けるのに,ゴボウは全く違います.無理して抜いて途中で折れたら悲しいので,スコップをかなり深くまで差し込んでようやく掘り起こしました.“牛蒡抜き”の真の語源はどういうことなのでしょう.
根を洗って土を落としたらこんな具合.葉の勢いのいい株は根も立派に太っていました.股割れしているのもありました.早速,てんぷらにして食べたら,歯ざわりも,香りもしっかりゴボウで美味でした.
]]>登山コース:白駒池入口→白駒池→にゅう→中山→高見石→白駒池入口
白駒池北岸から東岸の木道を通り過ぎ,南岸から少し外れたところに白駒湿原がある.
白駒湿原からにゅうまでの道は,北八ヶ岳に特徴的な苔の森道である.にゅうの山頂までは,週末だというのに,登山者とはほとんどで会わなかったが,山登りではなく,苔の観察のために訪れている人の集団とすれ違った.
木にうまい具合に寄り掛かった道標.
にゅうに初登頂.山頂(2351m)から見下ろす先ほど通り過ぎてきた白駒池.ここはあとから出てくる高見石(2249m)より高いのだが,池からは遠いこともあって,高見石から見下ろす白駒池と比べると,手前の森が邪魔になって,若干見劣りするようだ.
にゅうの山頂から望む高見石(雲で陰っている).奥の丸山の方が目立つ.高見石には何度となくいったことがあるが,遠くからその山頂を認識したのはこれが初めてだ.
にゅう山頂から望む天狗岳.さすがに山頂には何組かの人がいた.
にゅうの山頂から,一瞬だけ富士山が顔を出した.
中山展望台から望む北八ヶ岳(蓼科山と北横岳).この辺りは,縞枯山だけでなくあちこちで縞枯れ現象が観察される.
中山展望台から望む天狗岳.東天狗と西天狗の山頂の形態が対照的だ(この2週間後にはあそこに行ってきた).
花弁が若干傷みかけていたのが残念だが,キバナシャクナゲの花がまだ残っていた.
ツマトリソウ(サクラソウ科).端取草,褄取草,妻取草,といろいろ漢字名があるようだ.
シロバナノヘビイチゴ(バラ科).白花の蛇苺.
高見石から見下ろす白駒池.おなじみの眺めだ.
]]>登山コース:美濃戸→行者小屋→中岳のコル→阿弥陀岳→中岳のコル→行者小屋→美濃戸
行者小屋から見上げる阿弥陀岳.ここから眺めるとさほど厳しそうには見えないのだが.
八ヶ岳の中で,まだ山頂に行ったことのない二つの山のうちの一つだ.今回はこの山だけを目的にしてここまでやってきた.
行者小屋のベンチはいつも賑やかだ.これから登るぞという意気込みの人と,下山してきて余韻に浸っている人とが入り混じった独特の雰囲気が立ち込めている.
稜線に出たところ(中岳のコル)から北方の眺め.横岳と硫黄岳が立派だ.眼下にはさきほどまでいた行者小屋が見える.すぐそこのように見えるが,行者小屋からここまでは1時間かかった.
行者小屋の庭には今も沢山の人がいるのが見える.
中岳のコルから見上げる阿弥陀岳.ここから見るとまさに絶壁で,武者震いと気後れが交互に襲ってくる.
いざ登り始めると夢中になってしまい,結局中岳のコルから阿弥陀岳山頂は20~30分ほどであっけなく着いてしまった.
山頂の表示はペンキが剥げて文字がかすれてしまっていた.標高2805m.これまで見てきた八ヶ岳のたくさんのピークの中では,ここの表示が一番人手が入っていないようだ.休日で快晴なのに,山頂にいた先客は2人だけ.ポピュラーなコースから外れているからだろうか.
360度,もったいないくらいの眺望なのに.
阿弥陀岳山頂からの眺めで,なんといっても最も圧感は赤岳であった.手前の中岳のピークを越えて,赤岳山頂に向かう登山道がよく見える.途中で,左から文三郎道が合流するのもよくわかる.その急な登山道を登っている人が点のように見える.きっと赤岳山頂(2899m)にはこことはくらべものにならないくらいたくさんの人がいるのだろう.
赤岳山頂から少し左に目をやると,赤岳展望荘や地蔵尾根コースが見える.2年前に通ったコースだ.
さらにその左には横岳.鋸の歯のようにも,ステゴサウルスの背びれのようにもみえる.
更にその左手には硫黄岳.山頂はなだらかだが,向こう側には爆裂火口の絶壁がある.ここから見える手前の斜面も切れ落ちている.
硫黄岳の向こうには天狗岳.西天狗と東天狗の双耳峰を結ぶ線が,南八ヶ岳と北八ヶ岳を分けるほぼ境界線のようなものだ(実際には夏沢峠が両者の境界といわれているが,夏沢峠は遠くからは見えない).
赤岳から右に目をやると権現岳が威容を現している.右肩には網笠山がなんだか遠慮がちに顔を出している.
権現岳よりさらに右に目をやると,どこからでもすぐにわかる富士見パラダイスゲレンデと入笠山が見渡せる.
そして,そのさらに右には諏訪湖も.ここから諏訪湖の花火を見たら面白そうだが…などど考えてしまう.
とにかく,これまでずっと気になっていた阿弥陀岳に今回ようやく登頂できて,満足満足.
]]>登山コース: 唐沢鉱泉→第1展望台→第2展望台→西天狗→東天狗→黒百合平→唐沢鉱泉
コバノコゴメグサ(木葉の小米草)
以前,権現岳で初めて見て感動した花にまた出会えた.遠くから見れば米粒を蒔いたように見えるかもしれないが,近づいてみると,どうしてどうして色も形もユニークで,別の名前を付けてあげたくなるような花だ.第2展望台で撮影.
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)
これも以前,権現岳で初めて見て(?)知った花だ.やはり第2展望台で咲いていた.
ミヤマダイコンソウ(深山大根草)
黄色い花は好きなのだが,種類が多くてなかなか全部覚えられない.
ゴゼンタチバナ(御前橘)
樹林帯のあまり日の当たらない登山道の足元にたくさん咲いていた.
タデ科の植物だと思うのだが.オンタデかオヤマソバか.以前,御嶽山で見たものと似ているような違うような.
トウヤクリンドウ(当薬竜胆)
東天狗から天狗の奥庭を通って黒百合平に向かう途中で咲いていた.夏の終わりから秋にかけての花として代表的なのだが,こんなに早くどうしたことだろう.
と思っていたら,信濃毎日新聞の記事によれば,中央アルプスでも北アルプスでも同様の現象が起こっているとのこと.昨シーズンの積雪量が少なかったため,開花が早まっているのだそうだ.
]]>連休を利用して,北八ヶ岳の縞枯山と茶臼山に登ってきました.
コース:北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(坪庭)→雨池峠→縞枯山(2403m)→茶臼山(2384m)→五辻→北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(坪庭)
暖冬のため,雪は少なく,気温も高く,冬山という感じがあまりしません.
坪庭を出発してから35分で縞枯山に着いてしまいました.
適度な積雪と十分な踏み跡のため,無雪期よりはるかに歩きやすいです.
縞枯山の山頂付近の登山道はこんな感じ.樹氷にはなっていません.
それでも,やはり無雪期とは眺めが違います.
きれいな“エビのしっぽ”にはなっていませんが,とてもきれいに化粧されています.
南の方には,南アルプスが見渡せます.
稜線から見る南八ヶ岳.にょきにょきと立っているのは,縞枯れ現象で白骨化したシラビソの幹でしょうか.
北側には北横岳が見えます.
縞枯山のすぐお隣の茶臼山までは,ちょっと下ってちょっと上り返すだけで来ることができます.
茶臼山の展望台からの景色の方が,縞枯山からの景色より優れていると思います.
茶臼山の展望台から北方を見渡すと,縞枯山の向こうに北横岳や蓼科山がよく見えます.
車山自体はあまり白くなっていませんが,車山のスキー場だけが白くなっているのが見えます.
茶臼山展望台からは,南八ヶ岳の全貌が見渡せます.
風が強くて,カメラを持つ手も揺れてしまいます.
バラクラバとゴーグルの出番でした.
暖冬のため,ここの気温は零下7度にすぎませんが,風が強いせいか,長居する人はおらず,しばらくの間ここを独占することができました.
南八ヶ岳も,白みが薄く,雪が少ないことがわかります.
坪庭まで降りてきて,縞枯山を見返したところ.
穏やかな晴天に恵まれた短いハイキングでした.
坪庭はこんな感じで,去年の3月下旬に来た時と比べても,はるかに雪が少ないです.
遠くに見える北横岳も,山頂だけが白く見えます.これからモンスターができるのでしょうか.
]]>八ヶ岳のほぼ中央に位置する硫黄岳に行ってきました.
コース:桜平→夏沢鉱泉→オーレン小屋→夏沢峠→硫黄岳→赤岩の頭→オーレン小屋→夏沢鉱泉(泊)→桜平
以前,八ヶ岳縦走で通過したことがあるのですが,今回は硫黄岳だけに登ってきました.
マイカーで桜平まで行き,そこから夏沢鉱泉まで林道歩き.夏沢鉱泉から夏沢峠までは平坦な山道で,オーレン小屋を通過し,あっという間に峠に到着しました.峠に着くと強風が待ち受けており,昼食のためのコンロのプレヒートが大変でした.早々に昼食を終わらせ,硫黄岳に向かいます.
夏沢峠付近から見下ろす通過してきたオーレン小屋.
硫黄岳への登りの途中から見下ろす夏沢峠のヒュッテ夏沢と山びこ荘.
爆裂火口を横目に見ながら登ります.
天気は素晴らしくいいのですが,これまで経験したことのないような強風のため,何度も吹き飛ばされそうになりました.
硫黄岳山頂に着くと,あまりにもなだらかで,どこがピークで三角点があるのかわかりません.
ここも恐ろしい強風が吹いているのですが,写真ではそれが伝わりません.
登ってきた北の方角を見ると,手前に箕冠山,その向こうに根石岳と天狗岳(左が西天狗,右が東天狗),さらに奥の左には蓼科山も見渡せます.この夏に,本沢温泉から夏沢峠を経由して天狗岳に登った時には,霧と雨で眺望は得られませんでしたが,この日は素晴らしい天気でした.
箕冠山には縞枯れが見られます.縞枯れ現象は縞枯山だけでなく,北八ヶ岳の山ではあちこちに見られるようです.
横岳,赤岳,阿弥陀岳がよく見えます.阿弥陀岳の急峻な東斜面はここからははっきりしません.
横岳に向かう稜線には硫黄岳山荘も見えます(左端).
硫黄岳から西方に下山を開始し,赤岩の頭まで降りてきましたた.白砂の独特の地肌が露出しています.
ここ,赤岩の頭まで降りてくると,硫黄岳山頂のような強風はなく,むしろゆっくり景色が堪能できました.
やはり横岳と赤岳は荒々しく急峻に見えます.
以前,縦走したことのあるコースをこうして横から眺めるのも面白いものです.
赤岩の頭から見上げる硫黄岳はなだらかです.
赤岩の頭とオーレン小屋の中間地点の道標.峰の松目は眺望さえ良ければ行ってみたいところなのですが…
オーレン小屋まで降りてきて,見上げる硫黄岳.さきほどの山頂の強風が嘘のように感じられるくらいここは穏やかです.
もう少し下って,この日は夏沢鉱泉に初めて宿泊しました.
翌朝,夏沢鉱泉から桜平に下る途中の林道からはカラマツの美しい紅葉がみられました.
]]>ようやく少し時間ができたので4か月前の写真を.
仙丈ケ岳に登る一般的なコースには,尾根伝いに登るか沢伝いに登るかの2つがありますが,後者の藪沢沿いを登るコースを選びました.
コース:仙流荘→(南アルプス林道バス)→大平山荘→馬ノ背ヒュッテ(泊)→仙丈ケ岳→小仙丈ケ岳→北沢峠→(南アルプス林道バス)→仙流荘
沢を横断するところにあった(名もない?)滝.
水量が増えれば結構迫力のありそうな滝ですが,名札はたっていません.
最初に出会った花がトリカブトでした.というより,もうほかの花はすべて終わったようで,このあとも特に目立った花には出会いませんでした.
ナナカマドは赤い実をつけていましたが,この標高のところでは紅葉はまだでした.
人気の山だからか,道標も国際的になっています.
宿泊した馬ノ背ヒュッテから馬ノ背に向かって上る途中,朝日を浴びた仙丈ケ岳が登場しました.仙丈藪沢カールに建つ仙丈小屋はまだ日陰です.
馬ノ背から登ってきた北東方向を望むと,甲斐駒ケ岳と鋸岳の全貌が現れ,更にその奥には八ヶ岳の全貌も見渡せました.
山頂は見事に晴れ渡り,360度の大展望が待ち受けていてくれました.
以前,ほぼ同じころにここに来たときは終始霧の中で視界は零.ただ寒いだけだったので早々に下山しましたが,今回は去りがたいほどの好天でした.
北岳と,その向こうには富士山も.
日本の1番と2番の標高の山が仲良く並んでいます.
間ノ岳や塩見岳,赤石岳なども見渡せます.手前右のフタコブラクダ状の山は大仙丈ケ岳.
連休で好天のため,仙丈ケ岳山頂はかなりの賑わいです.
そして,小仙丈ケ岳方面からはさらに続々と登ってきます.
山頂直下の大仙丈ケ岳と小仙丈ケ岳の分岐点から,小仙丈ケ岳方向に向かいます.
先ほどは日陰だった仙丈小屋もおだやかな朝日を浴び始めています.
仙丈ケ岳から小仙丈ケ岳への尾根歩きは快適そのものです.正面には甲斐駒ヶ岳が迫力ある姿を見せ続けてくれます.
その左に連なる鋸岳.自分のような素人登山者を寄せ付けない難易度の高い山です.
手前左は馬ノ背.その下に昨晩泊まった馬ノ背ヒュッテの屋根が見えます.
何度も何度も,来し方を振り返る.
馬ノ背と馬ノ背ヒュッテ.
昨晩の馬ノ背ヒュッテは大変混雑しており,畳1枚に2人くらいの間隔に詰め込まれ,他人と肩が触れ合う状態で,熟睡できないしんどい夜を過ごしましたが(休日の人気のある山小屋では珍しいことではなく,これまで何度も経験してはいますが),そんなことはすっかり忘れてしまうくらいのご機嫌な天候です.
これまで写真では何度も見たことのある小仙丈カールを,初めて自分の目で見ました.やはり迫力が違います.この道は以前も歩いたことがあるのですが…
小仙丈ケ岳付近から眺める甲斐駒ケ岳と栗沢山とその間の仙水峠.
去年はこの谷の途中にある仙水小屋に泊まり,仙水峠から甲斐駒ケ岳に登り,その手前に見える駒津峰と双児山を経て北沢峠に下るコースを歩きましたが,その軌跡の全体がここからは見渡せました.その甲斐駒ケ岳登山の時も好天で,そこから眺めた仙丈ケ岳の姿が忘れられず,今度は是非仙丈ケ岳から甲斐駒ケ岳を眺め返したいと思いましたが,それが実現できて幸せに思います.甲斐駒ケ岳が男性的で,相対する仙丈ケ岳が女性的とよく言われていますが,両方に登り,両方を眺めてみてそれがよくわかります.
大展望との別れを惜しみつつ,いよいよ五合目の大滝ノ頭に向かって下り始めます.
最初から最後まで好天に恵まれた山行でした.
]]>ドウダンツツジは灯台躑躅と綴るそうな.4月中旬の花が開き始めたころ.しかし,ツツジ科といわれても,花の形はツツジに似ていませんが….葉はツツジに似ているような気がする.
こちらはブルーベリー.提灯のような花の形がドウダンツツジとそっくりだと思ったら,同じツツジ科の植物だった.
]]>北八ヶ岳ロープウェイを使って,山頂駅の前の坪庭から北横岳を往復してきました.
北横岳山頂から望む南八ヶ岳.天狗岳,硫黄岳,赤岳,阿弥陀岳,権現岳,網笠山が見渡せる.3月下旬のこのあたりは積雪期が終わりかけ,残雪期へ移ろうという時期だ.
北横岳山頂から望む南アルプス
北横岳山頂から望む入笠山とその下の富士見パノラマスキー場.つい先日登ってきたところだ.
北横岳山頂から望む中央アルプス
北横岳山頂から望む御嶽山.この日も,噴煙が見えた.
北横岳山頂から望む北アルプス
北横岳山頂付近から望む北アルプス
北横岳山頂から望む蓼科山
北横岳山頂から望む蓼科山
北横岳山頂からの下山途中.左前方に三ツ岳が見える.無雪期にはどうってこともなくいったことがあるが,積雪期の三ツ岳は上級者コースとされているので,そちらは回らずに来た道を帰ることにした.
坪庭を見下ろす.
北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅を見下ろす.
坪庭入口付近から登ってきた北横岳を振り返る.行動中,ずっと快晴で風もなく,幸運であった.
雪山といっても,このような初級クラスの山で,しかも登山道が踏み固められていると,無雪期よりむしろ歩きやすく,ずっと短時間で往復することができた.
]]>今回は富士見パノラマリゾートスキー場のゴンドラを往復使ってピストンした.
風もなく,穏やかに晴れた入笠山山頂からは,周囲の山がよく見渡せた.以前来たときは,風が強くて寒く,とても長居はできなかったが,今回はのんびりと過ごすことができた.
後方は中央アルプス.
中央アルプスの山々.右端が主峰の木曽駒ヶ岳(2956m).
もう少し右には,御嶽山(3067m).ときどき噴煙が上がっているのも見えた.あそこに,まだたくさんの遭難者が眠っているのだ.
さらに右には乗鞍岳(3026m).
もっと右には北アルプス.穂高岳や槍ヶ岳も同定できた.
その右には美ヶ原高原.
そのまた右には北八ヶ岳.左端が蓼科山,その右が北横岳,縞枯山,茶臼岳.
そして,南八ヶ岳.左から,硫黄岳,横岳,赤岳,権現岳.
それから富士山もうすぼんやりと.
南アルプスも少し見える.左から鳳凰三山,甲斐駒ヶ岳,仙丈岳.
入笠山は360度の大展望とされているが,南アルプスの北のはずれの小さな山なので,南アルプスの本体の眺望はかえって今一つだ.
山登りの開始と終了地点である富士見パノラマリゾートスキー場のゴンドラ山頂駅付近はこんな具合.八ヶ岳を正面に見ながらの滑降を楽しめるスキー場だ.圧倒的にスキー客が多く,自分のように下りもゴンドラを使う登山者はごく少数だった.
]]>2月の飯盛山からの眺望を求めて,平沢峠から雪の山道を往復散歩.
飯盛山山頂から望む八ヶ岳連峰.
八ヶ岳の主峰の赤岳と横岳
遭難事件があったばかりの阿弥陀岳は,ここからは赤岳の陰になってみえない.
飯盛山山頂から遠くに望む金峰山と瑞牆山.
起伏の少ない尾根道歩きは心地よい.気温は高く,風もなく,快適だった.
下山途中,飯盛山を最後に見返りす.
適度な積雪量で,歩きやすい.
私を追い越して行った熟年夫婦.
雪面に陰を作る木漏れ日が気持ちいい.
]]>大事に育てた大根を引き抜いて収穫し,水で洗って土を落とし,古く汚れた葉を千切り捨てて,姿を整えて並べて写真を撮る.
愛おしくて可愛くて,このうれしさをなんとも言葉に表せない.根でありながら,この見事な太さ,そして,この見事な白さ.しっとりとして,冷たく,擦ると実にすべすべしている.何度もさわり,擦りたくなる.脛毛のようなひげ根がほとんどないから,すべすべしているのだ.だから,土中から引き抜くとき,あきれるほどあっけなく,簡単に,スポっと抜けてくる.ひげ根がなくて,大根はどうやって栄養分を土中から吸収するのだろう.まさか,この太い本体の根から直接吸収するわけでもあるまい.とても不思議だ.
太いといってもこの程度だ.「白くて,すべすべしている」のが大根なら,女性の足を表現して,“大根のような“と形容したら,それはもう褒め言葉以外の何物でもないような気がする.だからといって,なかなかそのように直接面と向かって女性にいうわけにもいかないが…(いうにはそれなりの代償を覚悟しなければならない).
]]>当たり前のことだが,山は見る方角によって随分と違って見える.
長野県側から見た八ヶ岳南部.北八ヶ岳の真西あたりから南東の方角を見たもの.
山梨県側から八ヶ岳を見ると,主峰の赤岳が何と言っても際立って見えるが,反対の長野県側から見ると,赤岳よりもその隣の阿弥陀岳の方が,より高く,険しく,立派に見える.
手前に広がっている畑は,紅花蕎麦の試験栽培とのこと.
中央が阿弥陀岳,そのすぐ左奥が赤岳.右端は権現岳と東西のギボシ.
阿弥陀岳が威張っているように見える.
長野県側といっても,少し南下して南八ヶ岳のほぼ真西に来ると,また少し変わって見えてくる.
阿弥陀岳の右肩に隠れるように,遠慮がちな赤岳の姿が見える.
このとき,たまたま赤岳山頂小屋の西面の窓ガラスに当たった夕日が反射して僕の目に入ってきた.この写真でも,点として光っているのがわかる.
もっと南下すると,西岳や編笠山が主役にとって代わってくる.
]]>登山コース:
麦草峠→茶臼山→縞枯山→縞枯山荘→雨池→麦草峠
この日も晴天に恵まれた.
茶臼山展望台から望む縞枯山.不思議な縞枯れ現象.45年前に見たときと今とでは縞枯れの場所は移動しているのだろうか.
茶臼山展望台からは北アルプスもよく見えた.中央には尖った槍ヶ岳もそれとわかる.
手前には車山や美ヶ原が広がっている.
茶臼山展望台から望む御嶽山.噴煙がよく見える.噴火被害者の年内の捜索活動の中止が決定された直後だ.
雨池の秋.
]]>八ヶ岳主峰の赤岳(2899m).
10年以上前に登ったことがあるものの,ここのところ何度も近くから眺めながら,また行きたいと思い続けていた.
甲斐駒ケ岳登山から1週間後,単独で行ってきた.
登山コース:
美濃戸口→美濃戸→(北沢コース)→赤岳鉱泉→中山尾根展望台→行者小屋→(地蔵尾根)→地蔵の頭→赤岳展望荘(泊)→赤岳→中岳→(中岳道)→行者小屋→(南沢コース)→美濃戸→美濃戸口
登山の起点はこの美濃戸山荘から.といってもただ通過しただけ.
赤岳鉱泉の前で一休み.ここでもトイレを拝借したが,どこも見違えるほどに山小屋のトイレがきれいになったのを感じる.100円のチップ制だが.
中山尾根展望台から見上げる横岳.何とも険しい.
中山尾根展望台から見る阿弥陀岳.この時点ではこの阿弥陀岳にも登る予定だったのだが,結局膝の調子のため,今回は断念することになった.
急登の地蔵尾根を上り詰めると,横岳と赤岳の中間地点の地蔵の頭に踊りでる.
地蔵の頭から来し方を見下ろす.眼下に通過してきた行者小屋や赤岳鉱泉が見える.遠くには諏訪湖もみえる.
地蔵の頭から見る横岳.横岳は屏風のような形の山なので,見る方角で全く違った姿を示す.
地蔵の頭から望む今回の山行の目的地の赤岳.その手前には,今夜の宿の赤岳展望小屋.
赤岳の県界尾根と真教寺尾根を見下ろす.両者の間にはサンメドウズ清里スキー場もみえる.遠くには富士山も.
まさに,秀麗の富士である.
サンメドウズ清里スキー場.そこから何度もこちらを眺めたものだ.
蓼科山や北横岳もよく見える.予定より随分と早くここまで来てしまったことと,あまりにも天気が良いため,かなり長い時間をこの地蔵の頭で過ごした.大概の登山者はここでは長居せずに通り過ぎてゆく.
赤岳展望荘の横から眺める夕焼けの富士.いつの間にかふもとは雲海に覆われていた.
赤岳展望荘から見る日没直後の阿弥陀岳.
翌朝,赤岳展望荘から赤岳に向けて出発した直後に,振り返ってみた赤岳展望荘とその向こうの横岳や北八ヶ岳の山々.
赤岳山頂からみた御嶽山.台形の頂の左端の剣ヶ峰から噴煙が上がっているのが見える.昨日の昼から噴火が始まった.僕は昨日山小屋の中で携帯ラジオのニュースで噴火のことを知っていたのだが,この時点では,ここに登山に来ている多くの人たちは,御嶽山の噴火の事実をまだ知らずにいた.僕自身,深刻な被害の実態は下山してから知ることになる.
赤岳山頂付近から見る権現岳と南アルプスの山々.
権現岳と東ギボシと編笠山.東ギボシの上には,先週登ってきたばかりの甲斐駒ケ岳が見える.赤岳と権現岳を結ぶキレットも気持ちよさそうだ.
入笠山とその下のハートを横にした形の富士見パノラマリゾートスキー場もみえる.雲海の下には中央自動車道も.
中岳から望む権現岳.やはり権現岳から赤岳へのコースも是非歩いてみたいと思う.
阿弥陀岳をあきらめて,下山途中の中岳道からみた横岳と硫黄岳.
まぶしいほどの紅葉を示す木もあった.
]]>1年前に挑戦したものの,風雨のために途中で登頂を断念した甲斐駒ケ岳.いつも指をくわえて眺めてばかりいた甲斐駒ケ岳.今年はまれにみる好天に恵まれ,ようやく登頂を実現できました.
登山コース:
仙流荘→(南アルプス林道バス)→北沢峠→仙水小屋(泊)→仙水峠→駒津峰→(直登コース)→甲斐駒ケ岳→(迂回コース)→駒津峰→双児山→北沢峠→(同バス)→仙流荘
登山の起点となる北沢峠まで行くのに,これまでしばしば使っていた山梨の広河原からではなく,長野県伊那市の戸台口側からのルートを使ってみました.
戸台口の仙流荘から北沢峠に向かう南アルプス林道バスからは,これまで見慣れていない鋸岳の南面をまじかに見ることができ,初体験に心躍りました.写真の中央は明日登る予定の甲斐駒ケ岳です.
初日は,仙水小屋まで行って宿泊し,翌朝早朝に小屋を出発しました.
仙水峠から駒津峰までの急斜面の登りの途中,ようやく視界が開けてきたときにみた,栗沢山とアサヨ峰です.そして中央の奥に北岳や間ノ岳も登場しました.
朝日を受けた仙丈ケ岳.くっきりと鮮やかに全貌が見えます.今,仙丈ケ岳の山頂にいたら,さぞや良い眺めだろうと思われます.以前,同じ時期に仙丈ケ岳に登ったときは,終始濃い霧の中で山頂では道標の柱しか見えず,ただ通り過ぎて帰ってきたものでした.
駒津峰からながめる中央アルプスとその向こうの御嶽山.御岳山がこの1週間後に噴火することになろうとは.
鋸岳の向こうには,北アルプスも見渡せます.
ようやく,甲斐駒ケ岳山頂に到着.北岳を始めとする南アルプスの全山が見渡せます.
山頂から眺める八ヶ岳.蓼科山から網笠山まで,八ヶ岳の全貌が見渡せました.赤岳が突出して見えます.
黒戸尾根越しに奥秩父の山々も見えます.
折り重なって見える南アルプスの山々.左から,北岳,間ノ岳,塩見岳,赤石岳,聖岳などなど.尾根と谷の襞文様がなんとも美しいです.かつて登った記憶が蘇ります.これで,光岳を除く南アルプスの主な山頂をすべて踏んだことになり,感慨ひとしおです.
早川尾根に続く鳳凰三山.その奥には富士山が顔を出しています.
山頂から南の真正面にはたおやかな仙丈ケ岳が迫っています.
少し雲がかかり始めた早川尾根の栗沢山とアサヨ峰.右奥は北岳と間ノ岳.
甲斐駒ケ岳から鋸岳方面への道標.
このような注意書きがありました.
駒津峰からながめる鋸岳.自分のような素人には足を踏み入れることのできない上級者向きの連山ですが,こうしてみるとそんなに険しそうにはみえません.
駒津峰まで下山してきて,見返した甲斐駒ケ岳山頂(左)と摩利支天(右)です.
甲斐駒ケ岳山頂を駒津峰から見上げると,やはり迫力があります.露出した花崗岩からなる白い山肌は独特です.この目の前の直登コースをよく登ったものだと,振り返ってみると我ながら感心します.
これは来た道.
これから下る道です.
わかりやすい道標で,助かります.
駒津峰から双児山へ向かう下山路は,ハイマツの生えた気持ち良い緩やかな斜面です.
駒津峰からの下山途中に北岳を見やる.これから下降すると樹林帯に突入して視界が失われることがわかっているので,名残を惜しみました.
]]>梅雨明け直前で,天候不安定という予報のもと,急な雷雨の襲来にハラハラしながら,平沢峠から往復してきました.
6月に飯盛山にきたときはレンゲツツジが主役でしたが,
シモツケ(Spiraea japonicus,バラ科シモツケ属)
7月中旬のこのとき,最も目立って美しかったのはこの花でした.つぼみから,最盛期の花,枯れかかった花まで混在しています.花の色は次の次のシモツケソウに似ていますが,こちらは落葉低木で,花の形は仲間のコデマリに似ています.白い花の咲くマルバシモツケと同じ仲間のようです.
シモツケ
シモツケソウ(下野草,Filiopendula multijuga,バラ科シモツケソウ属)
最初に示した木のシモツケとは,種類も,花や葉の形も異なります.飯盛山ではシモツケソウはシモツケより圧倒的に少ないようです.シモツケソウは草本で,下野(栃木県)でよく見られるために名づけられたそうです.これに対して,落葉低木のシモツケは,やはり「下野」という説と,霜が降りたように見えるため「霜付け」という説の2つがあるそうです.
ニッコウキスゲ(日光黄菅,H. dumortieri var. esculenta,ユリ科キスゲ属)
目立つ花ですが,ここでは群生しているわけではなく,ところどころに咲いているという状態でした.以前,車山でニッコウキスゲの群落をみたとき,遠目にはよかったのですが,まじかで見たら,アブラムシのような小さな虫が無数にたかっていて,かなり興ざめだった記憶があります.ここでは虫はついていなくて,花の色には一点の濁りもありませんでした.
ただ,このニッコウキスゲは1日で花が終わってしまうそうなので,きれいに咲いている花の近くには,たいてい咲き終わって枯れた花があります.
ミヤマウツボグサ(深山靫草,Prunella vulgaris var. aleutica,シソ科ウツボグサ属)
鮮やかな色です.小さな花で,これもわずかに見られた程度でしたが,なかなか存在感があります.
ヤマブキショウマ(山吹升麻,Aruncus dioicus var. kamtschaticus,バラ科ヤマブキショウマ属)
おなじみの花の付き方の面白い花です.
イブキトラノオ(伊吹虎の尾,Polygonum bistorta ssp.japonicum,タデ科イブキトラノオ属)
これは結構たくさん咲いていました.
イブキトラノオ(伊吹虎の尾,Polygonum bistorta ssp.japonicum,タデ科イブキトラノオ属)
ハクサンフウロ(白山風路,Geranium yesoense var.nipponicum,フウロソウ科フウロソウ属)
フウロもごく少数見つけました.
ノアザミ(キク科アザミ属)
アザミの種類は五万とあるようで,素人の自分には区別がつきませんが,ノアザミとしておきます.豹紋のある蝶が無心に蜜を吸っていました.
平沢峠の登り口に,まずはじめにマツムシソウが1輪咲いているのをみつけたので,山中にはさぞたくさんマツムシソウがあるのだろうと思っていたら,結局マツムシソウはその1輪だけでした.
全体として花の種類や量は少ない印象がありましたが,押しつけがましくなく,むしろ見つける楽しみがありました.
]]>本年も日本唾液腺学会の開催に合わせ、唾液腺腫瘍病理研究会(旧サリバリークラブ)を下記の通り開催致します.多数のご参加をお待ち申し上げます.
日 時:2013年12月13日(金) 17時~19時
会 場:北里大学生命科学研究所第211・212会議室
〒108-0072 東京都港区白金5-9-1
http://www.kitasato.ac.jp/access/sirokane/index.html
内 容: 唾液腺腫瘍(非腫瘍性病変も可)の症例検討
演題 Mammary analog secretory carcinoma (MASC) の細胞像
参加費:1000円
会場世話人:森永正二郎(北里研究所病院病理診断科)
TEL:03-5791-6302 /FAX:03-3448-0553
E-mail: morinaga@insti.kitasato-u.ac.jp
第15回唾液腺腫瘍病理研究会事務局
金沢医科大学臨床病理学 湊 宏
〒920-0293石川県河北郡内灘町大学1-1
金沢医科大学臨床病理学
TEL 076-218-8017
FAX 076-218-8440
E-mail: hminato@kanazawa-med.ac.jp
懇親会:唾液腺腫瘍病理研究会後、懇親会(会費別)を行います.
]]>八ヶ岳南麓や国道20号から甲斐駒ケ岳を見やると,その手前に頭の一部だけが雪をかぶったように真っ白な小さな山があります.地図やガイドブックを調べ,日向山(ひなたやま)というよく知られた山であることがわかりました.ずっと気になっていたので行ってみました.
尾白川林道の矢立石というとことにに車を止めて,登り始めて1時間と少々で山頂(標高1660m)に着きました.地味な三角点のある山頂を通り過ぎて,ちょっと行くとガンガワラというこの山のシンボルというべき花崗岩の白砂が一面に広がる頂に到達しました.北東の方角にはこのように八ヶ岳連峰が見渡せます.向こうからこちらを眺めた時に,なんだろうと不思議に思っていた白いものの正体の正にその上に立っているわけです.白砂が土で汚れて見えるところは,土汚れした雪面を見ているようでもあります.
徐々に目を左の方に巡らせると
北東の方角には雨乞岳と思われる山々が間近に見えます.向こうの方にもこことよく似た白い頂の部分があるようです.
ここには沢山のハイカーがきており,特に家族連れが多く,幼稚園児くらいの子供や背負子に背負われた赤ン坊まできていました.幼稚園児と思しき子どもたちは,景色を眺めるよりも,砂遊びに興じていました.
南西の方角に伸びる尾根の左には,遠くに甲斐駒ケ岳が見渡せます.
甲斐駒ケ岳の山頂も晴れているようです.つい先日,反対側の北沢峠から甲斐駒ヶ岳の登頂を目指したものの,雨風のために途中の駒津峰で断念してしまったときの悔しさがよみがえってきます.
尾根の先から山頂方向を振り返ると,白い砂と岩が独特の光景を作り出しています.
落ちている岩の破片を触ると,まだ硬くしっかりした岩の状態の花崗岩と,ぼろぼろと崩れて砂になってしまう風化した花崗岩とが混ざっています.花崗岩は御影石という石材として広く利用されているものですが,組成としては,石英や長石などの白っぽい結晶と,黒雲母などの黒っぽい結晶が固まったもので,結晶の粒子が大きく,成分によって熱膨張率が異なるために,風化しやすいのだそうです.
ガンガワラから下山路を見下ろすと,スキー場の斜面の上に立ったような気分になります.斜度は30度くらいでしょうか.
ガンガワラの斜面を降り切って,振り返ったところです.
ここからは樹林の中に突入し,急斜面を一気に下りていきます.
下りきったところに現れた錦滝.山頂の明るさと人々のにぎわいと比べ,ここは暗くて人が少なく,
静かなものです.
こちらから登り始める人もいるようです.
ここから林道歩きで矢立石まで戻ります.このあたりの林道は,あちこち崩落していて,とても自動車が入ってこれるような状態ではありません.歩いていても,いつ岩が崩れ落ちてくるかわからないような怖い道です.これまでいろいろな林道歩きを経験していますが,ここまれ荒れたままの林道は初めてです.
これは矢立石の登山口に戻ってきたときに写した写真です.登り始めのときに,右のクマ情報は見ていたのですが,左の通行制限のお知らせには気付かず,下山して初めて見て驚きました.自分の持っている古いガイドブックには周遊コースが紹介されているのに,山頂から往路を戻る(ピストンする)人が多く,おかしいなとは思ったのですが,これをみてその理由がわかりました.私は通行禁止のコースを歩いてきたのでした.確かに下山路は手を使わなければならないようなところがあり,幼稚園児や赤ん坊を背負った人にはちょっと危険かなとは思ったのですが….それでも,少数ながら私以外にも同じコースを歩いている人がいましたが,その人たちは私と同じようにこの看板を見なかったのか,みたけれどあえてその禁止コースを選んだのか,どちらかわかりません.いずれにしても,登山道としては普通だと思いました.むしろ錦滝と矢立石の間の林道の方が怖かったです.自然崩落には抵抗できませんから.
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ヤマボウシのその後です.
花のところで紹介しましたように,ヤマボウシは葉の上から天に向かって花柄を伸ばすので,実を近くで見ようとして木の下に行ってもなかなか見えません.ジャンプして枝の一部をつかんで左手で引き下ろして右手でカメラを持って撮影したのがこの写真です.この枝ではまだ熟していない青い実が主体です.
個々の実はこんな形をしています.沢山の皮を貼り合わせてできているサッカーボールのような文様が見えます.
別の木では,赤く熟したヤマボウシの実が沢山ありますが,高くてなかなか近くで観察できません.熟し加減は木によってずれがあるようです.
台風18号が通り過ぎた直後,マイカーの屋根やボンネットの上の上を見ると,木の葉に混じって,多数の熟した果実が落ちていました.
食べられるというので食べてみました.確かに甘いのですが,あまりに種が多く,果肉の割合が少ないため,食べるというより,舌で味わっただけでそのまま種ごと吐き出すことになります.
道路のアスファルトの上にも多数の実が落ちていました.
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