鳥海山 [一休み]
2010.8.20-21
登山コース:鉾立(鳥海山五合目)→御浜小屋→行者岳→鳥海山(大物忌神社御室小屋泊)→鉾立
登り始めて間もなくのところから,鉾立駐車場に止めたマイカーを見降ろす.日本海もよく見える.昨晩宿泊した鉾立のすぐ近くの大平山荘の住所は,山形県の遊佐町であるが,ここ鉾立の住所は秋田県にかほ市象潟町である.そして,これから向かう鳥海山山頂の住所は,また山形県の遊佐町となっている.これまで,鳥海山の山頂は秋田と山形の県境だと思っていたら,実は山形県内であった.
賽ノ河原付近からの眺め.緑の絨毯のようだ.好天は有難いが,なんとも暑い.
御浜小屋付近から鳥海湖を見下ろす.右手の鍋を逆さにしたような山は,鍋森という名前.
御田ヶ原分岐付近から,これからのコースと目的地の鳥海山を望む.
雲が湧いては消え,湧いては消えしている.暑いのだが,適度な風が心地よい.
七五三掛(これでシメカケと読む)から望む鳥海山山頂.ここからやや険しくなる.
外輪山コースの行者岳への登りの途中から来し方(八丁坂から七五三掛)を振り返る.
いよいよ鳥海山が眼前に迫る.
明日の帰路に予定している千蛇谷コース.雪渓はごく僅かになっている.行きに千蛇谷コースを取る人の方が多いようだ.
七高山を見上げる.
山頂の本日の宿泊地,大物忌神社御室小屋に到着.檜の香りのする社が建っている.
御室小屋から日本海に沈む夕日を望む.夕日が日本海の海面に反射している.
日没は日の出と同様に,見る見る刻々と変化し,太陽が(地球が)動いていることがよくわかる.沢山の宿泊客がこの広場に来て,ずっと沈むさまを眺めていた.
翌朝,御室小屋から見る“影鳥海”.早朝の太陽光によって日本海に鳥海山の影が映る現象で,滅多に見ることのできないものとのこと.幸運であった.
帰路の途中から望む稲倉岳.馬の背状の尾根が心地よさそうだが,ここは登山コースではない.
一昨日登ってきた月山を遠くに望む.一昨日の月山からは,ここ鳥海山は残念ながら雲に隠れて見えなかった.
昨夜泊った鳥海山を振り返る.下りはやはり楽だ.
快晴で微風吹く平坦な尾根道歩きは快適だ.遠景の右手は月山.左手は舟形山だろうか.
鳥海湖と鍋森まで戻ってきた.
御浜小屋も間近だ.この日は土曜日とあって,登ってくる人が多い.
もうすぐふもと.秋田県側の日本海を見渡す.
今回の登山もいよいよエピローグ.白糸の滝(右下にあるのだが見えにくい)とともに,鳥海山を最後に望む.
やれやれ,出会わずに済んでよかった.
1962に両親と登ったのが思い出されます 東京から信越線経由の夜行列車で行き、湯の台鉱泉(?)から登って、河原宿(?)に1泊し、登頂後、鳥海湖の方に下り、そこでまた1泊したと思います。もう50年近くたつのですね。ノミにものすごく食われたのが印象的です
by 薬 (2010-09-06 08:56)
薬さん,コメント有難うございます.そのコースも魅力的ですね.50年前と今とで,山自体はきっと変わっていないのでしょう.人は変わりますが.と書きましたが,今回,一つ気になる現象を認めました.小生が幼少期を過ごした神奈川県では,当時はオニヤンマが沢山いて,よくつかまえて遊んだものですが,最近は全くオニヤンマを見かけなくなりました.ところが,今回,なんと月山と鳥海山で,何度もオニヤンマが飛んでいるのを見たのです.以前からここいたのかどうかわかりませんが,もしかしたら温暖化の影響で北に追いやられてきたのかも知れません.
by 猿 (2010-09-06 11:48)
相変わらず良い山歩きしてますね~。こんな素敵な景色見せられたら、
足元へっぽこな私でも登山したくなります(^^)
by nrk14s (2010-09-06 23:19)
nrkさんも,そろえた山道具を活用しませんか?
by 猿 (2010-09-07 06:26)