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木曽御嶽山の花 [一休み]

2011年8月5-6日撮影

登山コース:御嶽ロープウェイ飯森高原駅→八合目女人堂→剣が峰山頂→二の池本館(泊)→継子岳→三の池避難小屋→八合目女人堂→飯森高原駅

 初日はガスがかかり気味,2日目は霧雨のち雨で,遠景は断念せざるをえませんでしたが,花は十分に楽しむことができました.

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 イワギキョウ(岩桔梗,Campanula iasiocarpa,キキョウ科ホタルブクロ属)

イワギキョウ-2.JPG

イワギキョウ

イワオトギリ.JPG

イワオトギリ(岩弟切,Hypericum senanense,オトギリソウ科オトギリソウ属)

この花の和名はなぜ弟切なのだろうかと不思議に思っていたら,ある本に謂れが書かれていました.薬草から作られる秘伝の妙薬のことを知っている仲の良い兄弟がいたのですが,弟がその秘密を他人に話してしまったことに対して腹を立てた兄が弟を切り殺してしまった,という物語です.

イワツメクサ-1.JPG

イワツメクサ(岩爪草,Stellaria nipponica,ナデシコ科ハコベ属)

5弁花ですが,深くさけているために10弁に見えます.

イワツメクサ-3.JPG

イワツメクサ

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キオン(黄苑,Senecio nemorensis,キク科キオン属)

オンタデ雄花序-1.JPG

オンタデの雄花序(御蓼,Aconogonon weyrichii,タデ科オンタデ属)

オンタデの名の由来は御嶽山からきたといわれているくらい,御嶽山に群生しています.

オンタデ雌花序-1.JPG

オンタデの雌花序

コマクサ-1.JPG

コマクサ(駒草,Dicentra peregrina,ケシ科コマクサ属)

高山植物の女王ともいわれているのに,馬面にみたててこの名がついたそうな.あまり馬を連想させるとも思われないのですが.このように,厳しい風雪に曝される高山の稜線で,しかも栄養分もなさそうな瓦礫地を好んで繁殖するのはどうしてでしょうか.

コマクサ-2.JPG

コマクサ

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コマクサ

 霧雨の中,カメラを濡らさないように気をつけながら撮影しました.

ハクサンイチゲ.JPG

ハクサンイチゲ(白山一花,Anemone narcissiflora,キンポウゲ科イチリンソウ属)

ハクサンイチゲとミヤマダイコンソウ.JPG

ハクサンイチゲとミヤマダイコンソウ

ハクサンボウフウとミヤマダイコンソウ.JPG

ハクサンボウフウとミヤマダイコンソウ

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ヨツバシオガマ(四葉塩竃,pedicularis chamissonis,ゴマノハグサ科シオガマギク属)

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ヨツバシオガマとオトギリソウ

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ミヤマゼンコ?

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ミヤマゼンコ?

 ミヤマダイコンソウ.JPG

ミヤマダイコンソウ(深山大根草,Geum calthifolium,バラ科ダイコンソウ属)

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ミヤマダイコンソウ

ミヤマダイコンソウ-3.JPG

ミヤマダイコンソウ

クガイソウ.JPG

クガイソウ

2日目は途中から大雨となったので,写真撮影は諦めてカメラをザックにしまいこみ,もくもくと下山路を急ぎました.

それでも,ロープウェイの駅に着いた時には雨が上がりました.クガイソウはすっかり高度を下げたその駅の近くで写したものです.


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